カーシャンプーは何で汚れを落とせばいい?
スポンジとムートンはどっちがいいの?
キズがつきにくいスポンジってあるの?
スポンジ、タオル、ブラシなどカー用品店で様々な種類の洗車グッズが販売されていますが、どれを使っていいのか迷ってしまいますよね。
今回はシャンプー洗車の際、何を使って洗えばきれいに汚れを落とすことができ、キズをつけにくく洗車できるのか解説していきます。
免許を取ってから10年以上最低でも月3回は自宅で手洗い洗車をしている私が実際に使ったことのある洗車グッズを紹介します。
- シャンプー洗車をする際、どのような道具を使えばいいのかわからない。
- キズがつきにくい洗車の方法を教えてほしい
- パーツごとの最適な洗車道具を教えてほしい
洗車時にキズがつかないスポンジとは
ルーフ、ボンネット、ドア、バックドア用スポンジ
泡立ちしやすいウレタン素材のスポンジがおすすめです。
ウレタンスポンジでも安いものから高めのものもあり、値段が上がるにつれスポンジの目が細かくなりキズが付きにくくなります。
おすすめはシュアラスターのスポンジです。スポンジのキメも細かく、形もひょうたん型になっていてグリップ力もあり落とす心配もありません。
ムートンタイプも販売していますがムートンタイプは汚れがひどい場所に使用するとバケツで汚れを落としても落とし切れていない場合があります。
砂や泥がついた使用してしまうとキズの原因になってしまいますので、初めのうちはスポンジタイプがおすすめです。
何度か使用していると角がボロボロになったりしますが、シュアラスターのスポンジの場合は凹凸のあるスポンジになっていて使い続けていると凹凸が小さくなってきます。
それを交換の目安にすると常に最適な状態で使用することが出来ます。
価格も安い為、まとめて2~3個購入しておくと万が一地面に落としてしまった時でもすぐに新しいものが使えるので準備しておくといいですね。
足回り用スポンジ
ボディ用に使ったスポンジが古くなったものを使ったり、ボディ用とは色が違うものを準備し足回り専用で使いましょう。
バンパーや足回り周辺は泥や砂、虫などの汚れが付きやすく、足回りを洗ったスポンジでボンネットやドアを洗ってしまうと、スポンジに付着している砂などでキズがつく可能性があります。
ボディ用とタイヤ付近の足回り用でしっかり分けて使うようにしましょう。
ホイール用スポンジ
ホイールの内側やスポークの中はスポンジが届きにくい為、柄のついた細めのスポンジを準備すると細かいところまでしっかり洗えます。
ホイールを洗ったスポンジもブレーキダストや砂が多くつきますので、古くなったスポンジで構いませんので専用で準備しましょう。
ホイールの内側はブレーキダストなどの頑固な汚れもついているのでスポンジではなくブラシタイプを使うものおすすめですよ。
タイヤ、タイヤハウス用スポンジ
タイヤは泥、砂が多くついており、水をかけながらブラシでこすると汚れをしっかりと落とすことが出来ます。
柄のついたブラシではタイヤハウスは擦りにくい為、古くなったスポンジを使いやすい大きさに切り使い終わったら再利用せず捨てるようにしましょう。
タイヤもスポンジだけでは汚れを落とすのに効率が悪いのでタイヤとタイヤハウス専用のブラシを準備しておくと効率良く汚れを落とすことができます。
エンブレム用スポンジ
スポンジでは洗いきれない細かい場所は古くなった歯ブラシに泡をつけ、優しく磨きましょう。ボディがきれいでも細部が汚れていると汚れが目立ってしまうため、手抜きをせずに綺麗にしましょう。
ちゃんとした洗車道具が欲しいという場合は専用のブラシも購入できるので準備しておくのもいいですね。
キズがつきにくいスポンジでの洗車方法
こんなやり方ではキズがついてしまいます
スポンジで汚れを落とす際、ジグザグと往復させるように洗っていませんか?
スポンジを往復させてしまうとスポンジを戻した際に初めにこすった場所の汚れでキズをつけてしまう可能性があるので一定の方向に統一して洗うようにしましょう。
スポンジで汚れを落とす際はボディの傾斜面に沿って高い所から低い所に向かって洗うと傷もつきにくく洗い残しの場所も気づきやすいので効率的ですね。
スポンジで手洗い洗車に力はいりません
手の届きにくい場所は脚立を使い、不安定な姿勢でスポンジにムリな力が掛からないようにしながら洗うようにしましょう。
地面が砂利など不安定な場所ではスポンジを動かしている際に脚立まで動いてしまい体や脚立が車にぶつかってしまうことがあるので注意しましょう。
落としたスポンジでボディを擦るのは厳禁です
一度地面に落としてしまったスポンジは砂などがついてしまっている可能性があります。
バケツでしっかり洗ったから大丈夫と考えるのではなく、少しもったいない気はしますが、タイヤやホイール専用のスポンジにしましょう。
そのまま使ってしまい大切なボディにキズがついてしまったあとでは取り返しがつきません。
タイヤ、ホイール用にしたスポンジは少し切るなどして次に使うときに間違ってボディ用で使ってしまわないよう、見た目で用途がわかるようにしておきましょう。
スポンジの洗い方
洗車が終わったら、次回もキズをつけず使えるようにスポンジをしっかりもみ洗います。
食器用の中性洗剤をスポンジにつけ、泡が出なくなるまでスポンジを洗いましょう。
しっかり洗えていないと砂が残ってしまい、次に使うときにキズをつけてしまいます。
洗車に使うバケツも通常のよくあるバケツではなく、そこに底敷があるバケツを使うとスポンジを洗った際に落ちる汚れや砂が底敷の下に落ち、スポンジに戻ることがなくなります。
傷をつけない洗車にはスポンジとムートンどちらがいいの?
傷をつけにくい洗車には、スポンジがおすすめです。
ムートンの方がプロが使っていて良いものというイメージを持っている人もいると思いますが、ムートンを使った洗車の方が傷が付いてしまいやすいため注意が必要です。
ムートンは羊毛を加工し作られており、吸水性や弾力性があり手で触った感触はもふもふしていて気持ちいいですし手にはめ込んで使うため手のひらで洗っている感覚があります。
でも、ムートンの繊維はスポンジよりも硬い素材になっています。
ムートンを一回ごとに使い捨てるという場合は別ですが、ほとんどの人は洗って何度も使用すると思いますが、ムートンの中に巻き込まれた汚れや細かい砂はしっかり洗っても完全には落とし切ることはできません。
何度も洗って使い続けていくうちに汚れが溜まってしまい、車を綺麗にしているつもりでも、ムートンに残ってしまった砂などで逆にキズをつけてしまっているということもあるので注意が必要です。
傷のつかない洗車スポンジ おすすめ8選
評判のいいスポンジを紹介します。
100均などでも洗車スポンジは売られていますが、カーメーカーの洗車道具の方が安心して使用できますね。
2層のスポンジで効率良くボディの汚れを取り除くことができます。
通常はウレタン面にシャンプーの泡を十分含ませて、力を入れず滑らせるようにやさしく洗います。
ウレタン面だけでは取りきれない頑固な汚れには、ゴム面を使って優しく洗ってください。
他のウレタンスポンジと比較して柔らかさに特徴のあるスポンジです。
吸水力も高くスポンジに含んだ水分と一緒に汚れを取るためボディへのキズのつきやすさも低減できます。
プロスタッフ 洗車用品 スポンジ ボディー洗車用グローブ ゴリラの手
2WAY仕様の洗車用マイクロファイバーグローブです。
落としたい汚れに応じて面を使い分けできます。指が入らない隙間に毛先が入り込み汚れを絡め落とす「ツイスト面」、虫汚れやしつこい汚れをガンガン落とす「クロス面」の両面2WAY構造のマイクロファイバーです。
脚立を使わないと洗えないルーフ部を素早く洗うことができます。
脚立がないときに重宝するブラシ付きスポンジです。
アイオン(AION)洗車スポンジ プラスセーヌ プロユーススタイル
ブルーのスポンジで汚れ状況もわかりやすく、スポンジが汚れたらすぐに洗うことで汚れたスポンジでボディにキズをつけてしまうのを防げます。
ほどよい薄さのため、バイザーの隙間なども洗いやすくなっています。
ソフト99から販売されている安価な洗車スポンジです。
安価なため、ホイールや足回りなど汚れやすい部分に使いやすいスポンジになっています。
程よい長さの柄付きのスポンジです。
柔らかめのスポンジのため、ボディへのキズも防ぐことができます。
プロスタッフ 洗車用品 ホイール洗浄用ブラシ 鬼人手ジュニア
ホイールを洗うのに便利な柄付きのスポンジ。
ホイールを洗う際に重宝するので一つ持っておくと使い勝手がいいですね。
傷がつかない洗車スポンジ|まとめ
初めはいろいろな道具を準備する必要があり、こんなに準備する必要があるのかと思うかもしれません。
でも一度準備してしまえば、部位ごとに違う道具を使いますのでスポンジが汚れて使えなくなる頻度も減り、汚れたスポンジも、足回り用、ホイール用と用途を変えて使える為、買い替える頻度も次第に少なくなりコスパよく使うことができます。
洗う場所ごとに適した道具を使うことで、キズを最小限にし洗車をすることが出来ます。
でも、どんなに丁寧に洗っていても塗装面に摩擦を加えることでキズがついてしまうこともあると思います。
キズが増えてきたと感じたときは研磨剤やキズ消し効果のあるコーティング剤を使うことでキズを目立たなくすることもできます。
洗車をしても輝きがなくなってきたなと感じた場合はこちらの洗車キズを消す方法の記事を参考にしてみてください。
新車のような輝きのある車ももちろん気持ちいいですが、キズが付いた車だからこそ、愛着がわくという考え方もあります。
大切に扱っていてもキズはつきものです。キズの補修なども含め愛車を大切にすることが洗車の醍醐味だと思いますので、皆さんも自分なりの洗車方法を見つけて楽しい洗車ライフを送りましょう。