コスパのいいタイヤを教えて欲しい
ナンカンタイヤの特徴が知りたい
アジアンタイヤの品質は良くないって聞くけど実際はどうなの?
新車を購入した時に履いているタイヤと同じ銘柄を購入しようとしたら思っていたより高額でびっくりしたという経験がある人も多いと思います。
新車購入時に取り付けられているタイヤは走行性能や静音性、燃費などを良くするため高性能なモデルを使用している場合が多いです。
タイヤは3〜5年ほどで交換のタイミングになりますが、そこまでグリップ性能は気にしていない場合、燃費よりもタイヤの購入費を下げたいという時にはアジアンタイヤが検討の候補になってきます。
アジアンタイヤも玉石混交ですが、その中でも品質面で信頼でき、価格は国産に比べ安く購入することができるNANKANG(ナンカン)タイヤについて紹介していきます。
NANKANG(ナンカン)ってどんなメーカー
NANKANG(ナンカン)は、台湾のタイヤメーカーで、1959年に設立され60年以上、タイヤを製造している台湾でもっとも歴史の古いメーカーです。
現在では創業以来の技術力と品質重視の姿勢が認められ、世界的にタイヤのトップブランドの一つとして確立されています。
世界60カ国以上で販売されており、幅広い製品ラインナップを持っています。
ドイツの自動車専門機構TUV SUD認証を中華圏で初めて取得し、それ以外にも世界各国で様々な認証を取得しており品質の高さは世界的にも認められています。
NANKANG(ナンカン)タイヤのラインナップ
出典:NANKANG公式サイト
NANKANG(ナンカン)の製品ラインナップには、セダン、ミニバン、SUV、トラック、オフロードなど、さまざまな車種に対応したタイヤが発売されています。
また、レース用タイヤやスタッドレスタイヤも開発しており、幅広いニーズに対応しています。
NANKANG(ナンカン)タイヤの代表的な製品
NANKANGの代表的な製品としては、「NS-25」や「AS-2+」「AS-1」「RX-615」「ECO-2+」などが挙げられます。
それぞれの製品に特徴があります。次からタイヤごとの特徴を紹介していきます。
ナンカンタイヤで走行性能を重視する方は「スポーツタイプ」がおすすめ
スポーツ走行向きのタイヤは、高速での運転や曲がりやすさが求められるスポーツカーなどの車両に適しています。
- グリップ力の高さ
高速での走行時に安定感を保つため、グリップ力がコンフォートタイヤよりも高めに設計されています。
タイヤの表面にタイヤと路面の接触面積を増やすことでグリップ力を高めています。
- 優れたコーナリング性能
スポーツ走行向きのタイヤは、曲がりやすさが求められるため、コーナリング性能が優れています。
コーナーでのグリップ力が高く、タイヤの変形が少ないことで、車両が安定して曲がることができます。
- 高速安定性の向上
スポーツ走行向きのタイヤは、高速での運転時に、タイヤの形状が変形することがないように設計されています。
このため、高速走行時における安定性が向上し、車両の挙動が安定します。
- レスポンスの向上
スポーツ走行向きのタイヤは、運転者の操作に対してレスポンスが良いように設計されていることが多いです。
タイヤの変形が少なく、路面との接触が良いため、ハンドルを切ると自分のイメージ通りに素早く反応することができます。
NS-25
広めの縦溝で排水性能を向上させ溝側面の段差によりグリップ性能も高めたプレミアムタイヤ
NS-25(エヌエスニジュウゴ)は、縦溝を広めに取ることで排水性能を向上とウェット路面でも安定した走行をお約束します。また、ショルダー側の溝にTie-Barを配置し、ノイズを軽減。溝側面に段差を付けることでエッジ効果を得られ、グリップ性能が向上しました。
NS-20
スポーツとコンフォートの両面を高次元で兼ね備えたNANKANGのプレミアムタイヤ
NS-20(エヌエスニジュウ)は、ナンカンのスポーツプレミアムタイヤです。
ドライグリップ性能、ウェット性能、ハンドリング性能、静粛性、快適性に優れ、高いレベルで燃費性能、耐久性も兼ね備えています。
乗り心地重視の方には、コンフォートタイプやスタンダードタイプがおすすめです。
コンフォートタイヤは、快適な乗り心地を追求するために設計されたタイヤで、主にセダンやミニバンなどの乗用車に使用されています。
- ソフトな乗り心地
コンフォートタイヤは、運転者や同乗者が快適に過ごせるようソフトで静かな乗り心地を目的に設計されています。
タイヤの側面には、軟質のゴムが使われ、路面の振動を吸収することで、乗り心地を向上させています。
- 騒音の低減
コンフォートタイヤは、騒音を低減するために設計されています。タイヤの側面には、静音性に優れた素材が使われ、路面との摩擦による騒音を軽減することができます。
- 安定した走行性能
コンフォートタイヤは、乗り心地だけでなく、安定した走行性能を追求するためにも設計されています。
タイヤの側面やトレッドパターンには、複雑なパターンが用いられ、路面との接触面積を増やすことで、車両の安定性を向上させます。
- 燃費の向上
コンフォートタイヤは、軽量化や空気抵抗の低減にも配慮されており、燃費の向上に貢献することがあります。
また、コンフォートタイヤは、乗り心地が快適なため、ドライバーがスムーズな運転を行いやすく、燃費改善につながることもあります。
AS-2+
静かな走りと快適な乗り心地を実現し人気を博した AS-1 (エーエスワン)の後継進化版
乗り心地に定評のあるコンフォートタイヤ『AS-1』のグリップ性能を向上。
優れたトラクション性能を発揮するプレミアムタイヤに進化しました。
『AS-2+』では、『AS-2』のコンパウンドに改良を加え、乗り心地と静粛性をさらに向上させています。
AS-1
高い快適性を備えスポーティーな走行にも対応するコンフォートタイヤ
AS-1(エーエスワン)は、ウェット性能とハンドリング性能に優れたコンフォートタイヤです。静粛性、燃費性能、耐久性、快適性にも優れています。スポーティーな走行にも対応する運動性能も備えています。
RX-615
RX615(アールエックスロクイチゴ)は、従来のナンカンのコンフォートタイヤよりも静粛性と快適性を向上させた最新コンフォートタイヤです。
ウェット性能、燃費性能、ハンドリング性能、耐久性にも優れています。
燃費重視の場合はエコタイヤから選びましょう
エコタイヤは、燃費改善や環境に配慮したタイヤとして、近年注目を集めています。
- 低燃費性能
エコタイヤは、燃費改善を目的として設計されています。
タイヤのトレッドパターンには、低抵抗の素材が使われ、転がり抵抗を減らすことで燃費の向上を実現しています。
また、軽量化や空気抵抗の低減にも配慮されており、燃費改善に貢献することがあります。
- 転がり抵抗の低減
エコタイヤは、燃費改善に加え、CO2排出量の削減にも配慮されています。
タイヤのトレッドパターンには、転がり抵抗を低減するための技術が使われ、車両のCO2排出量を削減することができます。
スポーティーな運転や高速道路での長距離走行など、高いグリップ力や耐久性が求められる場合には、エコタイヤよりもパフォーマンス重視のタイヤが適しています。
また、エコタイヤは比較的軟質な素材を使用しているため、運転時に路面からの振動やノイズが感じられることがあるため、運転に慣れていない人や快適性を重視する人には適していない場合があります。
エコタイヤは、燃費や環境に配慮したタイヤとして、今後ますます需要が高まることが予想されます。タイヤメーカーも、エコタイヤの開発に力を入れており、より高い燃費改善やCO2排出量の削減、さらには快適性や耐久性の向上など、さまざまな面での改良が進んでいます。
ECO-2+
ECO-2 +[Plus](エコ・ツー プラス)は、ドライグリップ性能とウェット性能を重視したエコタイヤです。
4本の縦溝により排水性を高め、ハイドロプレーニング現象を抑えます。
センターブロックの強化により、高いコーナリング性能を発揮します。また、ECO-2と比較し、コンパウンドを改良することでより燃費性能が向上しています。
NEV-1
NEV-1専用の新コンパウンドを採用電気自動車の静かさを意識した静粛性と乗り心地を追求
静粛性に特化したプレミアムコンフォートタイヤです。EV・ハイブリット車やガソリン車でもタイヤのノイズを気にする方にお勧めです。
NA-1
走行音を抑え広めの縦溝でウェット面でも安定した走行が可能なエコタイヤ
NA-1(エヌエーワン)は、排水性の高い広め縦溝と非対称パターンデザインの採用により、ウェット路面でも安定した走行が可能です。
また、アウト側ショルダーにノイズ防止バーを設置し、走行音を低減しました。
出典:NANKANG公式サイト
下の記事でおすすめの輸入タイヤメーカー12社を紹介しているのであわせてご覧ください。
ナンカンタイヤの気になる点
- カー用品店での取り扱いが少ない
国産タイヤと比較してしまうとナンカンのタイヤを販売しているお店はまだまだ少なく取り扱いがない場合、店舗によっては購入することができない場合もあります。
- ナンカンのタイヤを使用している人が少ない
いくらタイヤが安く購入できるといっても評価がわからないタイヤを購入することは不安があります。
アジアンタイヤは少しずつ普及してきていますがまだまだ使用している人が少ないため、周りの評判を聞きたい場合に情報が少ないということがあるかもしれません。
ナンカンタイヤのメリット
- コストパフォーマンスが高い
国産のタイヤと比較すると半額以下で購入できるタイヤも多く見かけることが出来ます。
それでいて性能が悪くないのであれば購入を検討する価値は十分にあると言えます。
評判や口コミでも非常に評価が高いので安心して購入することが出来ます。
比較的低価格でありながら、性能面においても十分なレベルを維持しています。
そのため、予算に制限のあるドライバーにとって、コストパフォーマンスの高い選択肢となっています。
ナンカンタイヤ|まとめ
NANKANGは、台湾発祥のタイヤメーカーで、独自の技術力と品質管理システムにより、世界中で高品質なタイヤを提供しています。
その幅広い製品ラインナップは、多くのドライバーから支持を受けており、グローバルなブランドとして確立されています。
アジアンタイヤは性能が悪いという話も昔はありましたが、近年では自動車メーカーの純正タイヤに採用されるケースもあり、品質も向上しています。
アジアンタイヤの中には名前も聞いたことがないようなメーカーもあります。知名度の低いものは品質が悪いというものもありますが、ナンカンタイヤは歴史もあり、台湾でも知名度の高いメーカーです。
コスパ良くタイヤを購入したいという場合は検討してみてください。