アジアンタイヤのスタッドレスでおすすめはある?
性能も良くてコスパのいいスタッドレスタイヤが知りたい
ルッチーニタイヤの評判ってどうなの?
冬の道路を安全に走行するためには、信頼性の高いスタッドレスタイヤが欠かせませんが高性能の国産スタッドレスは材料費の高騰の影響でどんどん価格が上がっています。
そのため、なるべく費用をかけずに手軽に買えるスタッドレスタイヤが欲しいと思っている人も多いのではないでしょうか?
スタッドレスタイヤの場合、安全に雪道を走れることが必須になります。
スタッドレスタイヤをコスパの良さだけで選んでしまうと、氷上性能が低くスリップなどの事故につながってしまう場合もあります。
スタッドレスタイヤをコスパよく買う場合もまずは信頼性の高いメーカーから選ぶことが大切になります。
今回紹介するルッチーニは台湾のタイヤメーカーナンカンから展開されているブランドです。
ナンカンはトヨタの純正タイヤにも採用された実績もある、信頼性の高いメーカーで、ナンカンの技術力と北海道の気候で走行テストを行なった実績からルッチーニのスタッドレスタイヤはコスパが良く、信頼性もある人気のタイヤです。
本記事では、実際の使用してみた感想や評判、口コミをもとに、ルッチーニのスタッドレスタイヤがどのような特徴を持っているのか詳しく解説します。
ナンカンのサブブランド|ルッチーニはどこの国のタイヤ?
ルッチーニはナンカンのサブブランドなので企業は台湾になりますが、製造国は中国です。
ルッチーニ(LUCCINI)は、主にヨーロッパ市場をターゲットにしたタイヤ製品を展開しており、ブランド名「LUCCINI」はイタリア語風の響きを持たせ、欧州でのマーケティング戦略にマッチするよう意図されています。
ルッチーニはコストパフォーマンスに優れた製品を中心に、乗用車からSUV用まで幅広いラインナップがあります。
コスパと性能が評価され、ヨーロッパ市場の中価格帯タイヤ市場でのポジショニングを確立していますよ。
ルッチーニタイヤのラインナップ
ルッチーニからは6種類のサマータイヤと2種類のスタッドレスタイヤ、1種類のオールシーズンタイヤが発売されています。
タイヤサイズも14インチから22インチまでと豊富なサイズ展開のため、愛車のホイールに合うタイヤがきっと見つかると思います。
ヴォーノスポーツ
スポーティーな走行を楽しむユーザー向けに設計された高性能サマータイヤです。
ホイールのインチアップの際に選ばれやすいタイヤで高速安定性とコーナリング性能を重視しつつ、ウェット性能も高い評価を得ています。
[LUCCINI:ルッチーニ]Tiremanのきまぐれ日記より引用
ヴォーノスポーツアルティマ
軽カー用インチアップタイヤです。
ルッチーニタイヤ独自のバリアブルピッチパターンの採用によりノイズを軽減し、静粛性を向上したモデルです。
コスパも良いため軽自動車のインチアップタイヤとして人気があります。
ヴォーノドライブ
スタンダードなEURO規格のタイヤです。
タイヤ剛性と低ノイズを実現させるマルチサイプデザインを採用し、静粛性を向上させたモデル。
[LUCCINI:ルッチーニ]Tiremanのきまぐれ日記より引用
エコパス
ルッチーニタイヤ初の低燃費タイヤがエコパスです。
最新のコンパウンドの投入によりタイヤ本来の性能を損なうことなく優れた低燃費性能を実現しています。
新品時8ミリのミゾ深さで3万キロ走破後でも3.2ミリ〜4.0ミリ残っているというレビューもありタイヤの耐久性も十分ですね。
[LUCCINI:ルッチーニ]Tiremanのきまぐれ日記より引用
ヴォーノCUV
環境や生活の優しいSUV専用タイヤです。
アロメオイルフリーコンパウンドを採用し、2010年発行の欧州環境規制に適合したモデルです。
製造工程において発生する揮発性有機化合物を削減し,環境汚染の可能性を最大限削減した環境にも優しいタイヤです。
ジョブプロジェイピー100
ビジネスバン用ドレスアップタイヤです。
サイドウォール片面にホワイトレターを採用しビジネスバンのドレスアップに最適なタイヤ
トルメンタ・エックス
冬の北海道で、さまざまな条件下での走行テストを重ねて開発したルッチーニのスタッドレスタイヤです。
コスパと性能のバランスがいいスタッドレスタイヤです。
トルメンタエックス・プロ
ホワイトレターのバン用スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤもホワイトレターを使いたいというユーザーにおすすめ
ヴォーノネーヴェ
オールシーズン使用な可能な都市型スタッドレスタイヤです。
特殊コンパウンドを配合したタイヤで、凍結路面や積雪路面も走行可能することができます。
雪がほとんど降らない地域に住んでいる場合は耐摩耗性にも優れているヴォーノネーヴェがあれば、1年中安心して走行することができます。
ルッチーニのスタッドレスタイヤ トルメンタ・エックスの特徴
海外性のタイヤですが日本の雪道に最適化されたスタッドレスタイヤです。
北海道士別市でさまざまな条件下で走行テストを行い誕生したのがルッチーニ トルメンタ・エックスになります。
ルッチーニ トルメンタ・エックスは次の特徴があります。
- ルッチーニ独自のタイヤパターンの技術
- 3D Advance SIPE
- 高硬質の特殊殻粉を配合
- ファーストエッジ加工
ルッチーニ独自のタイヤパターンの技術
4本のストレート溝を採用することで、高い排雪・排水性を発揮し、雪の上でもフラつくことなく安定して走ることができます。
サイプはV字型に配置されており、凍結した路面でもグリップ力を損なうことがありません。
シャーベット状の路面や凍結した路面でも溝側面に配置したノコギリ歯状の凹凸が効果を発揮し、駆動力を高めます。
タイヤ表面に隙間なくサイプを配置することで、氷上の水膜を除去して氷表面に密着してスリップすることなく走ることができます。
3D Advance SIPE
3D形状のブロック断面にすることでブロック間の剛性を高めています。
剛性を高めることでタイヤと氷上の設置面を増やし、アイスバーンでも高いグリップ力を維持することができます。
高硬質の特殊殻粉を配合
トレッドコンパウンドに配合した特殊天然穀粉が氷をひっかき、アイスバーンで高いグリップ力を発揮します。
さらにシリカ配合により、極低温化での柔軟性を向上させます。
アイスバーンの凹凸にしっかりと密着し氷上のグリップ力向上に貢献しています。
ファーストエッジ加工
タイヤの表面の細かなギザギザ加工が、装着直後からアイスバーンで高い性能を発揮します。
ルッチーニのスタッドレスタイヤの分かりやすい特徴として、タイヤ表面がデコボコな加工がされていることがあげられます。
路面と設置する面に突起があるので氷の上でも滑らずにしっかり止まってくれそうですね
ルッチーニのスタッドレスタイヤ トルメンタ・エックスで走ってみた感想・評価
4年使ったTOYOのスタッドレスタイヤから初のアジアンスタッドレスタイヤに変えてみた評価として、思っていたよりもロードノイズが気にならずドライ路面での乗り心地も良いと感じました。
ゴム質が柔らかく以前使っていたタイヤよりもドライ路面の段差でも衝撃が小さくなったように感じました。
アジアンタイヤなのでロードノイズは国産よりも気になるかと購入前は考えていましたが実際に使ってみるとロードノイズが気になったことがなく、高価格帯の国産タイヤでなければ違いは気にならないと思います。
ルッチーニ トルメンタ・エックスのサイドウォールも安っぽい感じもなく、メーカーロゴの書体もイヤに目立つこともなく自然なデザインになっています。
ルッチーニ スタッドレスタイヤ トルメンタ・エックスの評判・口コミ
ルッチーニのスタッドレスタイヤを使ったことがある人は良い口コミや評判も多いですが、ネガティブなコメントもあります。
購入前にどんな点か気になったのか確認しておきましょう。
ポジティブな口コミ
- 「価格が安いのに雪道でしっかり止まるので安心です。」(40代・男性)
- 「通勤で使っていますが、雪の日でも安定した走行ができています。」(30代・女性)
- 「他社製品と比べても遜色ない性能で驚きました。コスパ抜群!」(50代・男性)
- 「価格の割に雪道でのグリップ力がしっかりしていて安心感がある。」(30代・男性)
- 「アイスバーンでも思ったより滑らず、他の高価格帯タイヤと遜色ない性能。」(40代・女性)
- 「静粛性が高く、乗り心地が良いので家族での旅行でもストレスなく運転できた。」(50代・男性)
ネガティブな口コミ
- 「アイスバーンでは少し滑る感覚があります。都市部での使用向けかもしれません。」(30代・男性)
- 「静粛性は少し劣ると感じました。価格相応だと思います。」(40代・女性)
- 「深雪や圧雪には強いが、完全なアイスバーンでは滑りやすいと感じる場面も。」(30代・男性)
- 「耐久性はあるが、非常に寒冷な地域では氷上性能が少し物足りないかも。」(40代・男性)
良い口コミでは、雪道のグリップ力の高さや安定した走行を評価するコメントが多く集まりました。
反対にネガティブなコメントではアウスバーンでは少し滑るという意見が見られましたが、アイスバーンでは国産のタイヤでも滑りやすいので、どんなタイヤでも気をつけて運転することが大切ですね。
ルッチーニのスタッドレスタイヤの注意点
・使用環境を考慮する
雪道だけでなくミラーアイスバーンやブラックアイスバーンの走行が多い場合は、氷上性能に優れたプレミアムタイヤを検討しましょう。
アイスバーンはスタッドレスタイヤを履いていてもスピードを出し過ぎていたり急なハンドルを切ってしまうとどんなタイヤでも滑ってしまいます。
アイスバーンを多く走るという方は価格が高くてもなるべく高性能なスタッドレスタイヤを選んだ方が安心できます。
・適正サイズを確認する
車種やホイールに合ったサイズを選ぶことで、タイヤの性能を最大限引き出すことができます。
ホイールとタイヤの幅が合っていない状態で使ってしまったり、車種に合わないサイズのタイヤは安全に走行できない可能性があるので注意しましょう。
・正しいメンテナンス
定期的な空気圧チェックやシーズンオフの保管方法を守ることで、タイヤの寿命を延ばすことができます。
スタッドレスタイヤを使用しない時期の保管は、湿気が少なく、直射日光にも当たらない高温になりにくい場所に保管することでタイヤのゴムの劣化を抑えることができます。
雑に扱ってしまうと次に使う時にタイヤが硬くなってしまい、スタッドレスの効果を発揮することができなくなってしまうので長く使いたい場合は保管方法にも気をつけることが大切です。
・製造年の確認
タイヤはゴム製品のため、経年劣化は避けられません。
特にスタッドレスタイヤは柔軟性が重要なので、新しい製造年のものを選ぶことが推奨されます。
・使用期限を考慮
コスパよく使おうとして何年も同じスタッドレスタイヤを使ってしまうとゴムが硬化し、雪道や氷上でのグリップ力が低下してしまいます。
スタッドレスタイヤの場合は、購入後4~5シーズンを目安に交換を検討するようにしましょう。
ルッチーニタイヤの価格と取扱店
ルッチーニタイヤは海外性のタイヤのため、どこのショップでも取り扱っているわけではありません。
購入の際は取り扱いあるショップか事前に確認しておきましょう。
オンラインショップでの購入
Yahoo!ショッピングや楽天、Amazonではルッチーニタイヤの各種モデルが多数出品されています。
ネット上でサイズなどを選び、そのまま近くの取り付け店に発送できるサービスもあるのでどの店舗で扱っているのかわからない場合はネットでの購入が便利です。
実店舗での購入
カーポートマルゼンやタイヤワールド館ベストでは一部店舗で扱っているようですがない場合もありますので、事前に確認してから行くようにしましょう。
また、中村オートパーツ株式会社はルッチーニタイヤの日本総代理店であり、各種国産・輸入タイヤを幅広く取り扱っています。
タイヤショップの中でもルッチーニタイヤと販売提携を行なっているショップでは購入することができます。
著者もルッチーニに提携しているタイヤショップで購入しました。
ルッチーニのスタッドレスタイヤはコスパ抜群のタイヤ
ルッチーニのスタッドレスタイヤは海外製のスタッドレスタイヤですが、開発段階で日本の気候や路面状況でテストを繰り返し開発されたタイヤのため、日本の凍結路面でもしっかりと効果を発揮することができます。
国産のスタッドレスタイヤは値段が上がってきており、少しでもコスパよくタイヤを買いたいという人も多いと思います。
でも、製造場所がよく分からない安い海外製のタイヤは雪道で滑らないか不安ですよね。
今回紹介したルッチーニのスタッドレスタイヤは海外メーカーでも有名なナンカン社のサブブランドになっています。
品質とコスパのバランスがいいタイヤなので、スタッドレスタイヤの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。