抱負の発表を求められたけど何を言ったらいいの?
昇格したらみんなの前で挨拶をしないといけないけど何を話したらいいのかわからない……
昇格の挨拶で気をつけた方がいいことは?
会社で働いていると係長や課長など役職がついていきますよね。
役職がつくことで部下もでき、自分の責任でできる仕事も増えていきます。役職手当もついてお給料も上がるので平社員より大変ですがやりがいもあります。
でも、昇格・昇進したタイミングで社長や周りの人に昇格の挨拶をする場合があります。
私の職場でも、昇格者は抱負の発表する機会があり、どんなことを話せばいいのか悩んでいたので同じように何を話したら良いのか迷った時は参考にしてみてください。
ネット上にある例文をそのまま使ってしまうとコピペ感が強くなってしまうよ。最後は例文を参考に自分の言葉に直してみよう。
昇格と昇進は同じ意味ではない
昇進は役職が新たについたり、上の役職に上がることを意味します。(例:平社員から係長、係長から課長)
昇格は等級が上がることを意味します。(例:3級から2級)
会社によっては一定の等級になると係長に上がれるという場合もあるようですが、同じ意味ではないので注意しましょう。
昇格・昇進するには
会社内で昇格・昇進していくためには自分の役割を考え、相手が思っている以上のパフォーマンスを発揮する必要があります。
今の自分は会社から何を求められているか考えてみましょう。
平社員(プレーヤー)としての役割
会社に入社して数年間は役職のない平社員として働くことになります。
平社員から昇格して係長になるには、前提として業務を実際に行うプレーヤーとして成果を発揮する必要があります。
その上で、次の段階に必要な管理能力を発揮する必要があります。
例えば、新しいプロジェクトには積極的に参加し、最後までやり遂げる。
同じグループ内でコミュニケーションを取り、周囲のモチベーションを上げ、全体の成果を向上させる。など
係長(グループリーダー)としての役割
係長はプレーヤーとしても活動しますが、上長である課長の仕事を補佐しグループ内をまとめるという状況に応じた立ち振る舞いが求められる役職になります。
係内の業務を一通り把握し対応できることと、係内の人材のレベルアップなどの指導を行い、チームとしてのレベルアップをする必要があります。
課長としての役割
係長までは、自分で実務を行なうこともありますが、課長からは管理職として課全体をまとめ上げる立場となり実務は行わず管理が業務の中心となります。
主な業務内容は、部下の指導や育成、課内の管理となります。
会社の上層部と会話の機会も増え、経営理念や会社方針に基づき部下をコントロールする必要があります。
目標を達成するために仕事を部下に指示を出しすぎると部下のモチベーションが下がってしまいますが、自分で抱え込みすぎると部下の成長の機会が減り、人が育ちにくくなることにも繋がってしまうためバランスよく仕事を割り振ることが大切になってきます。
昇格・昇進するために求められるスキル
- リーダーシップ
- コーチング
- コミュニケーション
- タイムマネジメント
昇格・昇進していくためには様々なスキルを身につけておく必要があります。
仕事の中で学んでいくことも大切ですが、先人の学びや気づきを効率よく学習するには読書が効果的です。
これまで読書をあまりしてこなかった人はKindle unlimitedから始めてみるのがおすすめです。
定額制のため、気になる本をとりあえず読んでみて自分には合わないと感じたら他の本を読んでみる。というのを繰り返しているとこれだと感じる本が見つかると思います。
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また本を読む習慣がない人や忙しくて本を読む時間が取れないという場合は、聞く読書のオーディブルが一押しです。
私も通勤中に使っていますが、あまり意識していなくても何度か繰り返し聴いていると仕事中に、オーディブルで聞いた内容をここで使えそうだとひらめく時があります。
本を読むことに慣れていない人でも、聞く読書なら手軽に始めることができます。流し聴きでも気になる言葉は頭に残っていくので効率的に学習することができますよ。
昇格・昇進の挨拶|例文
会社によって朝礼などで簡単に挨拶をする場合や任命式などで発表する場合、メールで挨拶をする場合など
さまざまなパターンがありますが、挨拶に織り込んだ方が良い項目は以下の3つになります。
- 昇格・昇進への感謝の気持ち
- 周囲への感謝
- 今後の抱負
昇格・昇進の挨拶の際気をつけること
発表の時はなるべくゆっくり話す
昇格・昇進の機会はあまりないため発表することも初めてという場合、普段よりも緊張して早口になってしまいます。
事前に声に出して練習しておく、時間を測っておおよその時間を把握しておくということが大切です。
何度か声に出して練習しておくと本番で緊張してもつまづきにくくなるので、繰り返し声に出して練習しておくことは効果的です。
準備のし過ぎということはありません。やり過ぎと感じるくらい練習しておけば本番でも余裕を持って発表ができますよ。
挨拶の時間の目安はあるの?
簡単な挨拶は1分程度(約300字)
朝礼などで簡単に挨拶をする場合はおおよそ1分を目安に話すと良いです。
1分間に話せる量はゆっくり話すとおおよそ300字になります。
300字と聞くとわりと分量がありそうですが、拝命した役職と名前。周りへの感謝の気持ちと最後にご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。という締めの言葉を言えば300字になってしまいます。
ほとんど定型分だけで終わる文字数だね。
任命式などでは2分程度(約600字)
上記の内容にプラスで、具体的な抱負を1つ追加で話すと大体600字ほどになります。
ここでは実際に自分が行なっている業務を上長の立場になった時にどうしていきたいかと言うことを伝えるようにすると良いでしょう。
あまり何個もやりたいことを話していると話が長くなってしまうのでやりたいことを1つに絞って話す方が良いです。
メールで社内に伝える場合
職場にもよりますが、あまりしっかりした内容ではなく300字程度の簡単な挨拶ですませる場合が多いようです。
目的は昇格したと言うことを伝えるだけにとどめ、必要であればあとから直接挨拶に行くなど状況に応じた対応をする方が良いでしょう。
人によっては貴重な時間を取られたと感じる人もいるのでなるべく手短にすませるようにしましょう。
昇格・昇進の挨拶|まとめ
会社に勤めていると大抵の場合は遅かれ早かれ昇格や昇進をするチャンスがあると思います。
せっかくなら昇格・昇進の挨拶もしっかりして気持ちよくスタートしたいですよね。
挨拶する際に押さえておくべきポイントは、周囲への感謝の気持ち、今後の抱負、ゆっくりと話す(発表の場合)です。
人前で話すのは誰でも緊張するものです。
うまく話そうとするとかえって緊張しやすくなるので、多少失敗しても自分の気持ちを素直に伝えるということを意識して話すようにしましょう。